創立120周年おめでとうございます。私は文学部16回生として1964年に入学しました。そして約半世紀後に文学部同窓会会長として神戸大学に帰ってきました。そのお陰で、大学のスタッフ達との交流も広がり新たなる神戸大学との付き合いが始まりました。半世紀後の大学は大きな発展を遂げていました。文学部には4学科しかなかったのが15専修と学問の領域が格段に広がり、有能な先生方が集まり、学生にとってはワクワクするような陣容になっていました。
先日神戸新聞の取材を受けましたが、その時の記者が文学部卒業だという。神戸にいると神大卒の同窓生に多く出会います。神大が神戸の地に根付き広がっていることを実感します。
文学部はオックスフォード大学と「神戸オックスフォード日本学プログラム」協定を締結し、毎年オックスフォードの学生を受け入れています。このように新しい挑戦と地道な研究で優秀な人材を、神戸をはじめ全世界に今後も送り続けていってほしいと願っています。