これから海外へ渡航する学生のみなさんは、異国ならではの経験を沢山することと思います。それらすべてが、みなさんの学びに繋がる良い経験となることが理想ではありますが、実際には、海外において、テロや事件、感染症などさまざまなリスクも存在しています。海外渡航?滞在時には、常に「自分の身は自分で守る」という意識を持つように心がけてください。

海外渡航することが決まったら、BEEF+ Ventureにアクセスし、危機管理に関する手続きについて詳細を確認してください。(学内者であればどなたでも閲覧可能です)

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海外危険情報対応基準

神戸大学では、外務省海外安全ホームページの「海外危険情報」に基づき、学生の海外派遣の判断基準を次のとおり定めています。

国際交流危機管理マニュアル 海外危険情報対応基準

外務省の危険情報(※1)学生(※2)
レベル1:
十分注意してください。
その国?地域への渡航、滞在に当たって危険を避けていただくため特別な注意が必要です。原則可
特別な注意を払う必要があることを理解させた上で、派遣の実施?継続は原則可とする。ただし、大学が中止を決定する場合は不可とする。
レベル2:
不要不急の渡航は止めてください。
その国?地域への不要不急の渡航は止めてください。渡航する場合には特別な注意を払うとともに、十分な安全対策をとってください。不可
派遣は延期又は中止、派遣中の者は帰国させる。
レベル3
渡航は止めてください。
(渡航中止勧告)
その国?地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。(場合によっては、現地に滞在している日本人の方々に対して退避の可能性や準備を促すメッセージを含むことがあります。)不可
派遣は中止、派遣中の者は帰国させる。
レベル4:
退避してください。渡航は止めてください。
(退避勧告)
その国?地域に滞在している方は滞在地から、安全な国?地域へ退避してください。この状況では、当然のことながら、どのような目的であれ新たな渡航は止めてください。不可
派遣は中止、派遣中の者は即刻帰国させる。

※1「危険情報」と「感染症危険情報」のレベルに相違がある場合は、レベルが高い危険情報を基準に判断するものとする。ただし、感染症危険情報は、危険情報の4段階のカテゴリーごとの表現に収まらない感染症特有の注意事項を状況に応じて追加で付記されるため、感染症危険情報が発出された場合は、別に対応基準を定めることができる。

※2 大学プログラムによる学生の派遣について定めるものとするが、大学プログラム以外(私費留学、私的旅行等)による学生の渡航についても、本対応基準を基に所属部局の指導教員等が指導を行うこととする。

危機管理オリエンテーション

神戸大学では、安全対策の一環として危機管理オリエンテーションを開催しており、本学の危機管理サービスの概要や、海外渡航の際の注意点等を説明します。
大学プログラム(本学が企画?実施する海外派遣プログラム)で海外渡航する学生は全員受講必須ですので、必ず渡航前に危機管理オリエンテーションへ参加してください。非大学プログラムで海外渡航する学生の参加は任意ですが、危機管理会社から最新情報や危機管理サービス等に関する詳細な説明を聞けますので、参加することをお勧めします。
危機管理オリエンテーションは年に複数回開催しますので、渡航直近で開催されるオリエンテーションに参加してください。開催日や申込方法は、BEEF+ Ventureでお知らせします。

危機管理サービス

本学では、日本エマージェンシーアシスタンス株式会社(以下、EAJ)と契約し、海外渡航中の危機管理対策を行っています。みなさんの渡航情報を管理?把握することにより、有事の際にはEAJを中心に、迅速に安全確保を行います。派遣留学生危機管理サービス(Overseas Student Safety Management Assistance Plus、以下OSSMA Plus)は24時間365日、危機管理サービスを提供するのみならず、ケガ?病気への備え(治療費用、救援者費用等)としての補償も提供しています。

※サービス内容の詳細は、BEEF+ Ventureに掲載している資料をご確認ください。

海外旅行保険

OSSMA Plusではカバーされない日常トラブルによる出費についての補償(個人賠償責任、携行品損害、航空機遅延等)には、原則、OSSMA Plus会員専用上乗せ海外旅行保険(以下、上乗せ海旅)に加入し備えることとします。ただし、OSSMA Plusと上乗せ海旅の補償内容と同等の補償内容が担保できる場合には、他の海外旅行保険により代用することも可としますが、各自の責任で、十分に付帯条件や補償内容を確認し判断してください。
(例:渡航期間が90日以内の学生:付帯賠責(学研災付帯賠償責任保険)&クレジットカード付帯保険)

※日常トラブルによる出費への備えにおける補償内容としては、個人賠償責任を重要視しています。
学研災(学生教育研究災害傷害保険)への加入も必須です。

海外渡航届

海外で事件や事故、災害などが発生した場合に、大学がいち早くみなさんの所在及び安否を確認するために、海外へ渡航する学生は、全員、必ず「海外渡航届」を提出してください。なお、留学生については、一時的に母国へ帰省する場合は指導教員の了承を得た後に「一時帰国届」を、海外留学?海外研修?海外旅行等で外国へ渡航する場合は「海外渡航届」を提出してください。

いかなる理由でも海外へ渡航する際には、「海外渡航届」の提出が必要です。したがって、 個人での留学や私的な旅行の場合も必ず提出するようにしてください。「海外渡航届」の提出をしないままに海外渡航しているケースも、しばしば見受けられますので、ご注意ください。

【留学生の方へ】
留学生(在留カードを所持する外国人)が一時的に日本を離れる場合は、出国後1年以内に再入国しないと在留資格が失われますので注意してください。出国する際に、必ず在留カードを提示するとともに、日本での在留期限が出国後1年未満に到来する場合は、その在留期限までに再入国してください。

「海外渡航届」/「一時帰国届」提出(GEMs)

外務省海外旅行登録「たびレジ」?「在留届」

「たびレジ」に登録することで、滞在先の最新の海外安全情報や緊急事態発生時の連絡メール、また、いざという時の緊急連絡などを受け取ることが出来ます。

また、海外に3ヶ月以上滞在する学生は、「在留届」の提出が必須です。緊急事態が発生した場合に、日本国大使館や総領事館からメールによる通報や迅速な援護を受けることが出来ます。この手続きは渡航後に行います。

「たびレジ」登録/「在留届」提出

問合せ先

学務部国際交流課留学生交流グループ
メール: stdnt-intlexchange [at] office.kobe-u.ac.jp (※ [at] を @ に変更してください)
電話: 078-803-5262